特殊吸盤で簡単設置!カーナビいらずのタブレット車載スタンド Any Grip
GPS搭載スマホにGoogle Mapのナビ機能が加わって、特にアプリ等を追加しなくても普通に使えてしまう利便性はカーナビいらず。
しかぁーし!とはいえ、スマホだとちょっと画面小さくない?カーナビとしては7インチくらいは欲しいよね〜?じゃあ車にタブレットを乗せたらいんじゃね?…という事で試してみましたっ、特殊吸盤の簡単タブレット車載スタンド「AnyGrip」です!
パッケージに右上には「iPad」「GALAXY Tab」の文字が。対応サイズは幅広いのだが、基本的には9〜10インチを中心に企画された商品のようだ。
箱の中身は、吸盤ホルダー、吸盤スタンド、取付パッド、クリップ、コードリール、ストラップ。ほかには、着脱方法を写真で詳細に解説する取扱説明書も同梱。取付パッドは、よほど凹凸がある表面で無ければ必要ないが付属しているとやはり安心。
箱の側面に書かれているPoint 1/2/3が誇らしげ。1の「特殊吸盤でダッシュボードに簡単固定」は後述するため割愛するが、2「いろいろなサイズに適応」、3「吸着力は簡単に復活」上下左右に向きをラクラク調節、の2つはパケ写でどうぞ。
同じくパッケージ裏面にある注意書き。耐荷重は780g、使用可能な機器の寸法は、固定部分の幅110〜240mm。また、ダッシュボードの端から2〜3cmほどの位置に、直径83mmの吸盤をつけるための平らな面が必要。
車載スタンド側とタブレットホルダー側のそれぞれに、キモと言える特殊ゲル吸盤がついている。
吸盤自体が柔らかく粘着性のあるゲル素材になっているため、表面に多少凹凸があるダッシュボードなど、普通の吸盤ではすぐに剥がれてしまう素材にも強力に固定できる。
各吸盤の裏側にあるレバーを倒すとゲル吸盤の中央が窪んで真空状態を作り出す仕組み。
では、さっそく装着! ダッシュボード上の汚れを拭いたら位置を決めて貼り付け、レバーを倒して吸着させる。この程度のシボ加工の表面なら取付パッドは不要だ。
同梱物一覧に出ていたクリップ、コードリール、ストラップは、このように組み合わせて使うのだが……
フロントガラス下部のデフロスターのフィンにクリップをひっかけてストラップをのばし……
コードリールで長さを調整。これで、万が一スタンドが外れてしまった時にも安全性を保つ。
続けて、スタンド先端の丸い突起にホルダー背面と接続する。グッと押し込んでネジで止める。また、ホルダー側の白いリングは上下の押さえを固定するネジになっているので、この段階では仮留めくらいの強さで閉めておくとよいだろう。
前から見るとこのような状態になる。手前の吸盤はタブレットの背面に吸着させるためのもの。
10.1インチのGALAXY Tabを装着してみよう。運転時の視界を遮らないようタブレットを下に寄せて設置するのがベストだ。適切な吸盤の位置を決めたら背面レバーを倒して完全に吸着させる。
仮留めで締めておいた上下の押さえをタブレットに合わせてスライドしながら挟み込み、白いリングを回して固定。しっかり止まったら見やすい角度に調整して首の部分のネジを締め直せば装着完了だ!
ここまでの写真は10.1インチのGALAXY Tabだが、7インチタブレットを取り付けてみたのが下の写真。上下を押さえるパーツが長さ方向に少し余り上下に出てしまうが、実用上は特に問題ないだろう。
カーナビ用途としては7インチのタブレットが最適サイズだと思われるが、製品パッケージが9〜10インチ向けをメインにうたっているのは、現状は大きめなタブレット製品のほうが広く流通しているため、それに合わせて商品企画せざるを得なかった、という事なのだろう。
吸盤の取り付け位置やホルダーの長さ等を自由に調整できる本製品の優れた設計のおかげで、大きめのタブレットでも視界を塞がずに済む。7インチでも10インチでも対応可能で強度的にも安心感があり、タブレットを買い換えても使い回しの利く汎用性も魅力。渋滞中の助手席ではYouTubeを見て暇つぶし……なんてシチュエーションにもぴったりの良品です!